村上忠順翁
顕彰会

概要

 当初は、村上忠順の残した著書を
簗瀬一雄先生(故人)に解説していただきながら、
秋には忠順関連の地を日帰りバス旅行
「歴史探訪」をして忠順の足跡をたどってきました。

 平成十七年度からは簗瀬先生の後任として、
元愛知教育大学教授の新行紀一先生(故人)、
平成二十六年度からは、
名古屋大学院教授(現名誉教授)塩村耕先生にお願いし、
「四方樹大学(よもぎだいがく)」と称し、
年四回忠順の残した公用日記「座右記」を
解説していただき、
忠順の日常生活について学んできました。

 一方で、忠順の業績を
もっと多くの人に知っていただくとともに、
顕彰会に気軽に参加していただくことを目的として
女性を中心にした江戸文化を楽しむ
日帰りバス旅行「女性部研修会」および、
忠順が愛した短歌に親しむための
「忠順大賞」の募集を開催し、今日まで継続しています。



現在の運営状況

 役員構成は前林中学校区の自治区長等が中心となり、事務局とともに活動中です。
 四方樹大学の「座右記」も平成26年度から新行先生から名古屋大学名誉教授の塩村耕先生(江戸文学)にバトンタッチをして継続中です。

親しまれる顕彰会として

 現在の会員は前林中学校区を中心に約200名、地域の企業の皆さんにも賛助会員として参加していただくとともに支援をいただいています。

忠順大賞

-忠順大賞-
 村上忠順翁の本業は刈谷城勤めの御典医(医師)でしたが、村上忠順の名を有名にし、全国の著名人と交友できたのは、和歌が得意であったためでした。彼はいろんな人たちと詠んだ和歌集を多く残しています。(主な著書参照)そこで、村上忠順翁を知るとともに、言葉を大切にする日本古来の文化を見直す機会となる和歌(短歌)を多くの皆さんに創作していただく機会を創設しました。
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<a href="http://www.murakami-tadamasa.jp/chujunaward/">【忠順大賞作品集はこちらからご覧ください】</a>
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多くの入賞者を表彰

 毎年地元小中学校の児童を中心に一般の方も含め1,500首以上の短歌の応募をいただいています。
 応募者の中から、豊田市長賞、豊田市議長賞、中日新聞社賞、顕彰会会長賞をはじめ多くの入賞者を表彰しています。この活動を通して、多くの皆様に村上忠順翁を知っていただきたいと毎年実施しております。

四方樹大学

-四方樹(よもぎ)大学-
 四方樹大学とは忠順翁の号の四方樹(よもぎ)から名称にしました。大学とは少し堅苦しいですが公開講座です。
 村上忠順翁が著した幕末から明治にかけての公用日記「座右記」を読み解きながら、江戸時代の文化を学び、忠順翁の人となりを知る目的で始めました。

無料公開です

 忠順翁は日々の生活を淡々と記録しているので、当時の武家社会の様子を知ることができます。
 また、解説は西尾市の岩瀬文庫を整理された名古屋大学大学院塩村教授ですが、日記に関連する余談を聞くのも楽しみの一つです。
 無料で公開しておりますので多くの皆さんに参加していただきたいと思います。

総会の
イベント

歴史探訪

-歴史探訪-
 毎年秋に忠順翁が歩いた地域を秋に巡る日帰りの旅です。
 これまで、東は静岡県掛川市近辺から浜松市秋葉山、西は天誅組旗揚げの奈良の五条市、京都の連月尼関連、三重県鈴鹿峠、桑名市、松阪市、岐阜県大垣市、刈谷城および村上文庫、名古屋市熱田など辺りまでを巡ってきました。

忠順翁ゆかりの旅

 併せて近辺の史跡等を巡りおいしい昼食を楽しんで帰る旅です。バス利用の関係上約40名の参加しかできませんが、毎回楽しく旅をしています。
 今後も、忠順翁ゆかりの地域を旅して忠順翁を偲びたいと考えています。

女性部研修会

 また、事務局も一新し、忠順の業績をもっと多くの人に知っていた会員の皆さんには女性の方が多く、行事等への参加も女性が多いことから、もっと女性に楽しんでいただく機会を増やし、村上忠順翁顕彰会の活動を広めていただきたいと平成18年度から江戸文化を訪ねる会を企画しました。

塩づくり体験

 江戸時代の衣・食・住に関する文化を楽しく体験できるという目的で、これまで名古屋市の四間道や明道町の金平糖工場、半田市の酢の里、岡崎市淡雪の里、美濃加茂市の和紙の里、岩村女城主の郷、西尾市饗庭塩の郷などを訪れ、おいしい食事も楽しんできました。
 今後もグルメな女性の皆さんが楽しめる旅を企画したいと考えています。

幅広い年代の
人に親しまれる
顕彰会として
活動していくことを
目指しています

現在の会員は豊田市前林中学校区を中心に約200名、地域の企業の皆さんにも賛助会員として参加していただくとともに支援をいただいています。 会の運営については、会員による会費で運営していますが、印刷物等については、豊田市の「わくわく事業」の支援を得て発行しています。 今後もより多くの、そして幅広い年代の人に親しまれる顕彰会として活動していくことを目指しています。